2024年11月8日
茶碗蒸しをお作りになったことのないおうちはないという位、子供さんからお年寄りまで最も喜ばれるポピュラーなお料理です。
昔から食い倒れと呼ばれた食の都・大阪でも、茶碗蒸しは京都の方が美味しいと言われてきました。
これは京都の方がより質素な食生活=「シブチン」なので、昔は高価であった卵の割合を少なくということによってかえって滑らかで、スカッとした仕上がりになるということを、大阪人が皮肉をこめて揶揄したということです。
しかし、卵の割合と味付けは千差万別。
基本的な料理方法を習得して、硬さやお味はそれぞれのお好みでアレンジなさると良いでしょう。
材料
卵……2個(約カップ1/2)
出汁……カップ2(卵の量の4倍)
具材
百合根……1/2個
海老(塩茹で)……4尾
焼き穴子……1/3尾
三つ葉……適量
柚子
薄口醬油、みりん、塩
作り方
*この記事の内容は、京都を代表する名店「浜作」の名物料理、逸品のレシピを惜しげもなく収載した書籍『愛蔵版 和食の教科書 ぎをん献立帖』(著者:森川裕之)に掲載されています。