二十二回目「都をどり」
先日もらくたびさんとのツアーイベントを行いました。今回は、『都をどり』を鑑賞し、その後にホテルでランチというツアーです。 さて、この『都をどり』。私は京都に来るまで、『都をどり』の名前すら、聞いたこと…
先日もらくたびさんとのツアーイベントを行いました。今回は、『都をどり』を鑑賞し、その後にホテルでランチというツアーです。 さて、この『都をどり』。私は京都に来るまで、『都をどり』の名前すら、聞いたこと…
今年の桜の満開は本当に早く、あっという間に桜吹雪となりました。 日本では「花」と詠めば、古くは梅のことを表しましたが、平安時代の頃からは桜を表すようになります。日本語には桜にまつわる美しい言葉がたくさ…
古今東西の慶事を華麗な舞いで表現 京都に春を告げる風物詩「都をどり」。東山区にある祇󠄀園甲部歌舞練場では、今年もまた芸舞妓が華麗な舞を披露します。そこで常盤貴子さんが「都をどり」の歴史をたどり、旅で楽…
京都を愛した著名人は数多い。明治から大正、昭和にかけて活躍した文豪・谷崎潤一郎もその一人だ。 紅葉の名所として知られる高雄山中腹に建つ神護寺。谷崎はこの境内にある地蔵院で名作『春琴抄』を書き上げた。神…
今さらですが、このエッセイのテーマは、「今、気になるもの」です。そんなわけで私は、実際に今気になっているもの、これまで気になっていたものをここで紹介させていただいてきました。 今回は私が京都に来てから…
大燈(だいとう)国師(こくし)が開創した大徳寺は、臨済宗大徳寺派の大本山。三門、仏殿、法堂、唐門、それに続く方丈や庫裡など伽藍が南北に並び、禅の修行を最優先する国師の教えから境内には桜やカエデなどもな…
先月に引き続き、三月も京都御苑の花便りをお届けします。春を告げる梅の花も盛りを過ぎると、桃の花の盛りへと主役が交代。いよいよお花見シーズンも目前となるころ、梅林に隣接して桃林がある京都御苑には、さらに…
洛北・紫野にある大徳寺は、この寺で禅の修行に励んだ珠光が、「わび茶」の開祖となって以来、茶の湯の聖地とされてきた。その後、豊臣秀吉や茶の湯をたしなむ大名との繋がりが深まり、塔頭寺院が次々と創建された。…
戦乱の世がようやく終わりに近づいた江戸時代初期、社会・経済に新しいエネルギーがみなぎり始めた。そんな頃に日本文化の拠点を作り上げたのが本阿弥(ほんあみ)光悦(こうえつ)だ。 光悦は刀剣の鑑定や磨研、浄…
「小説家になりたい」というのは、私の子どもの頃からの夢でした。しかし、その前にも夢はあり、「漫画家になりたい」という思いが先にあったんです。漫画家を諦めたのは、頭の中でどんどん物語が浮かぶのに、画力は…