三十三回目「紫式部を訪ねて③」
今年の大河ドラマ『光る君へ』の主役である紫式部ゆかりの地を案内させていただく連載も今回がラスト。ドラマの方は、紫式部が物語を書き始めようとしておりまして、いよいよという展開に胸を熱くさせている私です。…
今年の大河ドラマ『光る君へ』の主役である紫式部ゆかりの地を案内させていただく連載も今回がラスト。ドラマの方は、紫式部が物語を書き始めようとしておりまして、いよいよという展開に胸を熱くさせている私です。…
今年は特に暑いようです。京都のうだるような蒸し暑さを話題にすることが、夏のご挨拶の定型文のようになっていますが、夏ならではの楽しみもこの地にはたくさんあります。私にとって、花なら、蓮。蓮にまつわる夏の…
花の寺を巡るのは、夏の京都の楽しみ方の一つ。暑さを忘れるほどの美しい花々に出合えるに違いない。 左京区の詩仙堂丈山寺(しせんどうじょうざんじ)は、四季を通じて約130種類の花が咲き誇る名刹。江戸時代の…
「京都三大祭り」のみならず「日本三大祭り」のひとつにもあげられる祇園祭。壮麗な「山鉾(やまほこ)巡行」や暗闇の下に灯る駒形提灯が幻想的な「宵山(よいやま)」が特に有名ですが、祇園祭とは、7月の1カ月を…
惣菜パンの定番と新定番 和食文化のイメージが強い京都ですが、実はパンの消費量が日本でトップレベルであることをご存じでしょうか。以前、番組の特集で京都のパンに魅了された常盤貴子さん。今回は「月刊京都」の…
新選組の前身である、「壬生(みぶ)浪士組」が最初に活躍したのは、長州藩や過激な尊王攘夷派を京都から追放した1863年の「八月十八日の政変」だった。その翌年の6月5日、今も語り継がれる「池田屋事件」が起…
2023年に「親鸞聖人御誕生850年」「立教開宗800年」の節目を迎えた、浄土真宗本願寺派本山の西本願寺。正式名称は「龍谷山本願寺」。寺を身近に感じてもらおうと、毎日、お坊さんがガイドする無料の境内ツ…
千利休が残したわずか二畳の茶室 大規模な空襲を免れたことから、神社仏閣をはじめ、明治から昭和にかけての建築物が今も残り、歴史的な街並みを維持する京都。100年以上前に建てられた個人住宅も多く、街の景観…
豊臣秀吉の正室、北政所(きたのまんどころ)ねねが亡くなってから今年で400年。菩提寺の高台寺では、遠忌(おんき)事業として「印で結ぶ絆めぐり」を、全国のゆかりの地で行っている。スタート地点で台紙をもら…
今年の大河ドラマ『光る君へ』の主役である紫式部ゆかりの地を案内させていただく連載もラストの三回目……なのですが。今回は、ラストの前の番外編として、清少納言と『枕草子』について語らせてください。5/26…