二十六回目「望月麻衣が案内する王道京都観光」
私が京都に移り住んだのは、2013年の春。ですので、今年でちょうど10年になります。 住み始めた頃は、地方から身内や友人が遊びに来て、京都案内などをしたものですが、10年も経つとそんな機会も減り、私自…
私が京都に移り住んだのは、2013年の春。ですので、今年でちょうど10年になります。 住み始めた頃は、地方から身内や友人が遊びに来て、京都案内などをしたものですが、10年も経つとそんな機会も減り、私自…
中秋の名月。今年のお月さまもとってもきれいでした。十五夜の月は、芋名月とも呼ばれます。お月見といえば、三方(さんぼう、神仏へのお供えを載せるための台)に積まれたお月見団子。丸い形のお団子は、もちろん、…
神社の境内で、白馬の像を目にしたことがある人は多いのではないだろうか。白馬は「神馬(しんめ)」と呼ばれ、古くから邪気を払い、幸福を呼ぶといわれ神聖化されてきた。京都では馬に関わる神事が多く残されている…
まだ紅葉には少し早いこの季節は、花の旅を楽しみたい。晩夏から秋にかけて見ごろとなるのが芙蓉だ。 花の名所として知られる上京区の妙蓮寺では、白やピンクの芙蓉が花を咲かせ、例年10月上旬頃まで境内を華やか…
ジャンルを超えた京料理が満載 長い歴史に培われた京料理は、いまや世界中から注目の的。食材の持ち味を存分に引き出した料理は、こだわり抜いた器に彩りよく盛り付けられ、一皿ごとに料理人の美意識が反映されてい…
イチョウといえば、黄金色に染まった扇形の葉。晩秋のイチョウを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、私は雄花の芽吹く春のイチョウ、若い雌花がギンナンへ育つ夏のイチョウ、どの季節のイチョウもそれぞれに魅力…
ふだん使いから見い出す“用の美” 清水寺の参道である五条坂界隈は京都を代表する焼き物、清水焼の発祥の地。大正から昭和にかけて活躍した陶芸家・河井寛次郎はこの地で窯を持ち、数多くの作品を制作してきました…
阿弥陀如来を礼拝し、極楽往生を願う阿弥陀信仰。国宝に指定されている阿弥陀如来像は13件あり、うち8件が京都の寺院に安置されている。 皇族が代々の住職を務めてきた仁和寺の霊宝館には、国宝の阿弥陀三尊像が…
まだまだ暑い日が続きますが、暦の上では、もう夏も終わりですね。 今年の夏、私は北海道に帰省したり、仕事で東京へ行ったりと、なかなかに忙しかったです。 京都を出て、他の土地へ行くとなった時に毎度迷うのが…
紅葉にはまだ早い初秋は、意外に知られていない名刹を静かに散策してみたい。京都大学のそばにある「百萬遍(ひゃくまんべん)知恩寺」は、「百萬遍さん」の呼び名で親しまれる浄土宗の大本山。江戸時代に建立された…