二十八回目「今年最後のイベント」
いつも『今、気になるもの』を読んでくださっているみなさま、ありがとうございます。気がつくと、2023年最後のエッセイです。 今年の世相を表す漢字は『税』と、なんとも世知辛いものでしたが、みなさまの今年…
いつも『今、気になるもの』を読んでくださっているみなさま、ありがとうございます。気がつくと、2023年最後のエッセイです。 今年の世相を表す漢字は『税』と、なんとも世知辛いものでしたが、みなさまの今年…
今年も紅葉美しい京都です。前回のエッセイでは近代日本画の巨匠・竹内栖鳳と京都市京セラ美術館で開催された展覧会についてお便りさせていただきました。 第21回「日本画家 竹内栖鳳と出会う / 京都市京セラ…
大阪府に隣接する八幡(やわた)市の男山山頂にあるのが、「やわたのはちまんさん」の愛称で親しまれる石清水(いわしみず)八幡宮だ。平安時代前期、僧侶・行教(ぎょうきょう)が大分県・宇佐神宮から勧請した神社…
華やかな食材に込められた歴史と願い 年の瀬が迫ると京都のあちこちの寺で催される冬の風物詩「大根(だいこ)炊き」。その先駆けといわれる千本釈迦堂では例年12月7日、8日の2日間、丸大根に梵字を書いて祈祷…
戦国時代を駆け抜けた天才武将、細川幽斎こと藤孝(ふじたか)。室町時代末期に足利将軍家、後に明智光秀とともに数々の武功を上げて織田信長に仕えた。一方、和歌の教養と才能に秀で、「古今(こきん)和歌集」の解…
望月麻衣が案内する王道京都観光後編です。前編はこちらをご覧ください。 前編 ⇒ 二十六回目「望月麻衣が案内する王道京都観光」 さて、京都は修学旅行以来という友人姉妹が関東から遊びに来ることになり、リク…
国内外問わず訪れる人を魅了する南禅寺・永観堂エリア。前編では珠玉の紅葉名所の数々をお届けしましたが、後編では、“水”に注目しながらこのエリアの更なる魅力をお届けしたいと思います。 明治維新の東京遷都(…
いよいよ紅葉の見頃シーズンに突入した京都。京都には紅葉名所が点在し、「どこに行こうか迷ってしまう・・・」という方も多いことでしょう。南禅寺・永観堂エリアは、京都駅からもアクセスが容易で、紅葉名所も密集…
京都でもひときわ賑やかな東山エリア。その繁華街にありながら、凛とした空気をまとってたたずむのが京都最古の禅寺、建仁寺だ。中国から日本に初めて禅宗を伝えた栄西(ようさい)禅師(一般には「えいさい」だが、…
竹内栖鳳(たけうちせいほう)という日本画家がいる。 写生をとても大切にし、重要文化財の『絵になる最初』でも知られる栖鳳。湿度を帯びて匂いをも感じる草木や動物たち、風景画の中に溶け込む人々の生活、自然や…